ワインに健忘症、痴呆症の抑制物質を発見 |
メルシャンは、健忘症や痴呆症などの抑制・予防の効果のある物質がワインの中にあることを 発見、昨年の日本ブドウ・ワイン学会で発表した。 神経伝達物質のタンパク質サブスタンPやニューロテンシン、記憶保持活性があるホルモンの パソプレシンを分解不活性化する「プロリルエンドペプチターゼ」(PEP)の阻害物質として「ペン タペプチド」のニ種をワインから発見したもの。 カベルネ・ソーヴィニヨン種を原料とした赤ワインから見出し、メルロー種、シャルドネ種でもこの物 質を大量に含んでいることが測定された。 ペプチド系のPEP阻害物質は清酒・酒粕からも発見されているが、同社が発見した物は、その構 造が異なるという。 |
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酒販ニュース・第1376号より 平成13年1月11日号 |